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エレファントカシマシ(エレカシ)出演のミュージックフェア

こんにちは。

エレファントカシマシを特集した、
フジテレビ系列のミュージックフェアは、
30分(CMを除けば25分位)という
短い時間ながら、内容的には
密度の濃いものでした。


CDが売れず、そのフォーマット自体も
なくなる日がそう遠くないように思える
この時代に、テレビに出演することの
プロモーション効果などたかが
知れているとも感じるのですが、
ツイッターを覗くと、普段エレカシという
言葉を全く発信していない方も、
テレビを観ていることを知ると、
広い範囲に届くという意味で、
好きなバンドがテレビに出る
というのは喜ばしいことだと
思えますね。


最初に流れたのは、
彼らの最大の
ヒットシングル『今宵の月のように』の
映像。リリース当初の出演ではなく、
『good morning』という攻撃的な
アルバムをリリースした頃の演奏でした。


宮本さんの声は掠れていて、
コンデイションは良くなさそうでした。
それを差し引いたとしても、近年の方が
声の出や伸びは良くなっていると
思いましたね。動画サイト等でも
未見の映像でした。


トーク場面を挟み、次に流れたのは、
2008年の『俺たち明日』の映像。
30代半ばの頃よりも宮本さんの
歌の迫力、滲み出る良質な
エネルギーの圧が明らかに
増していることに驚きました。
宮本さん自身も
良いパフォーマンスで、
ホッとしたと語っていましたね。


若い世代のミュージシャンと
共演した『悲しみの果て』、
さだまさしさんの楽曲
『主人公』をご本人(宮本さんのみ)と
共演する映像なども流れました。


『悲しみの果て』ではご自身は
歌っていない、ギターを
掻き鳴らしている時でさえ宮本さんの
表情や佇まいというのは視線が
吸収されるほどカッコ良く、
見入ってしまいました。
エレカシの魅力は曲の良さのみならず、
演奏している佇まいや雰囲気の
素晴らしさにもあるのです。
彼らがライブバンドとして魅力的
だと認知されるのには、そういった
視覚的な魅力あってのものだと
私には思えます。


血管を浮き上がらせ、目玉をひん剥き
歌う宮本さんにさださんが驚くシーンは、
何度観ても新鮮に思えますが。
突き抜けた表現者は、達する場所が
他よりも深い場所であるからか、
笑ってしまうほどに感情が
顕になった表情をしてしまうもの
なのでしょう。


ニューシングル『あなたへ』を披露した
最新のライブ映像では、宮本さんは
歌うことに対して丁寧であることを
突き詰めていく意図を持って
パフォーマンスしているように
思えました。トークで仰っていた
ように、煙草を控えて、あの声で
これからも歌い続けて欲しいです。



トーク場面では、表情、
過剰なほど大きい動作、考えこんで
静止してしまう時間の長さなど
相変わらずの宮本さんでした。

宮本さんは謙虚な方ですね。
年上、年下問わず他人に、
常に謙虚なのは無論、
活動開始以降、公の場での
メンバーへの接し方も
より丁寧になっているように
思えます(高緑さん、冨永さんという
呼び方であったり)。
親しき中の確かな礼儀は、
あのグルーブの独自性や、
佇まいに宿った緊張感と
無関係ではないはずです。


バンド史上最大の
キャパシティの会場、
さいたまスーパーアリーナ公演の、
チケット一般発売が本日より
スタートします。デビュー25年の
集大成的内容となる一夜ですので、
興味のある方は是非チケットを
お買い求めくださいませ。










by kaze0929 | 2013-12-01 10:33 | エレカシ